☆積層真空断熱配管
■積層真空断熱配管(Super Insulated Vacuum Pipe Line)
内管と外管の間にある空気層を、真空排気ポンプにより 1×10-4Torrまで排気し、この真空度を保持する事により、断熱性能を確保するものです。
内管と外管の空気層約25mmの空間を上記の値まで真空排気された、真空断熱配管を使って、例えば内管に液体窒素(-196℃ 77K)を通したとする。この時の外気温を30℃と仮定すると真空断熱配管の外管温度は27℃以上に保つことができます。
現在の技術では、同上条件の真空保持は連続して10年以上可能です。
真空排気及び真空排気要領並びに真空断熱配管の制作要領は各社ノウハウであり公表されていません。